インフルエンザ、増えてます。
- 2023.01.16
昨年から出だしていたインフルエンザですが、年末くらいからはっきりと増えてきました。
感染症の一般的な話として、同時期に複数の感染症が大規模な流行をすることはあまりありません。
事実、新型コロナウィルス感染症の流行が始まった2020年と2021年、インフルエンザの感染者数はそれ以前の年と比べると1%にも満たない数字で、院長自身、小児科医としてかつて経験したことがないほどの少なさでした。
新型コロナの感染者数も12月くらいから増えだしていて、どちらかが落ち着いてくるのか、それとも両方存在する状況が続くのか予想できる根拠もなく、悩ましい状況になってきました。
インフルエンザも大きな意味では新型コロナと同じウィルス感染症になります。
ですので新型コロナウィルスに対して行われている感染予防対策はそのままインフルエンザの感染予防としても意味を持ちますので、まずは現在行われている感染予防対策を続けていただくことが大切です。
インフルエンザだから、という特別な予防策はないのですが、インフルエンザの場合、新型コロナと異なり、複数の治療薬が存在しています。
周辺に流行の話があって熱が出たような場合、特に流行の話がなくても急に高い熱が出たような場合、インフルエンザで治療が行える可能性もありますので、一度外来受診していただければ幸いです。
当院ではここ数年流行がなかった経緯から、インフルエンザのワクチン接種は入荷できる限り継続する予定にしていますので、ご希望の方はWEB予約から予約いただくようお願いいたします。