新しいインフルエンザ検査 nodoca 始めます。
- 2026.11.04
さて早いものでもう11月になりました。
当院でも10月からインフルエンザのワクチンが始まっていて、今年から開始した鼻のインフルエンザワクチン“フルミスト”も接種を受けた多くの方から良い感想を得ています。
伊丹市内で見ると9月半ば過ぎくらいから所々でまとまったインフルエンザ感染の話が出ていますが、幸い今のところ大流行という印象はありません。
インフルエンザの検査と言えば、お子様の中では“鼻の痛い検査”という認識で広まっています。院長も受けた経験はありますし、体調が怪しい時には自分で検査してしまうこともありますが、流石に痛くないとは言えません。
実は数年前に登場した新しいインフルエンザの検査方法があります。
のどの奥の画像を撮影し、検査を受ける方の状況を合わせてAIで診断するというもので、当初から気になってはいたのですが、登場して数年たち、使用実績、効果など集まってきたデーターの結果をみて、導入することにしました。

こちらがその検査に使う機器です。
検査の概要が、

このようになっています。
検査を受けるにあたって、当院で使用している予約システムから専用の “nodoca問診” の問診票を事前に書いていただき、受診時に脈拍を測定させていただきます。
その後、診察の後に上の画像の機器を用いてのどの奥が見える状態を5秒程度維持していただいて画像を撮影、そしてその画像と問診の情報を合わせてAI診断を行う、という流れです。
従来の検査との違いがいくつかあり、
1.発熱後早い段階から検査ができます。
上の画像、右上のグラフなのですが、従来のインフルエンザ検査(イムノクロマト法)の場合、発熱後早期だとインフルエンザの検出精度が大きく下がります。今回導入するnodoca検査では、従来の検査では結果が出にくかった発熱数時間の状態での検出率が従来検査より高くなっていて、発熱早期からの検査が可能です。
2.A型、B型の判定は出来ません。
従来検査ではインフルエンザA型、B型の判定が可能ですが、nodoca検査では今のところその判定は出来ません。
3.年齢の制限があります。
従来の検査は年齢を問わず対応ができますが、nodocaは検査の方法上、喉の奥が見える状態で止まっていただく必要があることもあり、検査対象は6歳以上になります。
院長の感覚としては早い段階から検査できること、痛みや不快感が少ないことがnodocaの大きなメリットと感じています。
デメリットはA型B型の判定ができないこと、年齢制限があることが大きいですね。発熱後24時間を過ぎてくると従来検査の方が検査の正確さが高くなるというのも一つのポイントになっていますので、現時点では完全に従来検査に変わるというものではなく、状況によって使い分けしていく検査、という認識になっています。
参考までに、検査にかかる費用ですがインフルエンザ単体の検査だと従来検査とほとんど変わりありません。
現在、検査開始の準備を進めていますので、来週初めくらいから専用のWEB問診スペースを開示して検査対応を開始できればと思っています。
開始直後しばらくは対応に手間がかかることも予想されますので、ご迷惑おかけすることがあるかもしれませんが、 ご理解いただければ幸いです。